暮らしメモ

納豆の作り方
納豆の作り方
納豆はいつでもスーパーで安く売っているので自宅で作る必要はないのかもしれませんが、意外に簡単に作れるので我が家では納豆も作っています。
今回もあくまで我が家の納豆作りメモなので参考までに。

<材料>
大豆 2合
パックの納豆 1パック

<豆の準備>
豆はたっぷりの水で何度もよく洗い、汚れを綺麗に落としてから豆の3倍くらいの水に一晩浸漬させます。
大きく膨らんだ豆を耳たぶくらいの柔らかさになるまでコトコト煮ます。
ずっとガスでコトコトってのも非効率なので、我が家では保温調理器【THERMOS シャトルシェフ 4.5L】を使います。

<納豆菌の植え付け>
納豆菌の植え付けは粉末状の納豆菌を購入し、滅菌水に溶かして噴霧するのが一般的なのですが、純粋な納豆菌など田舎暮らしの我が家では手に入りません。
ですので、我が家ではスーパーで売っているパックの納豆を使います。
パックの納豆に付着している納豆菌は死滅しているわけではないので、我が家のように納豆の種菌として使えなくはないです。
昔ながらの納豆作りでは藁に付着した納豆菌を使うのですが、納豆菌の特徴である耐熱性を生かして藁を熱湯で煮て納豆菌以外の雑菌を死滅させ、納豆菌だけを培養して納豆を作ります。
この工程を参考に準備の済んだ大豆を再度沸騰させ、熱いうちに煮汁を切り、手早くパックの納豆を大豆全体に混ぜ合わせます。
食品安全委員会によると細菌性食中毒は75℃で1分以上、ウィルス性食中毒は85℃で1分以上の加熱が必要とのことなので、出来る限り素早く納豆菌の植え付け工程を済ませ保温して下さい。

<表面処理と保温>
植え付けの終わった大豆を熱湯消毒したタッパーに詰め、表面にラップをかけて軽く押さえ、上から竹串で数箇所穴を開けて保温容器に入れます。
納豆菌は好気性菌なので小さなタッパーに深く詰めるより、複数のタッパーに薄く詰めるほうが発酵が進みやすいかと思います
正しい使い方ではないのでオススメは出来ませんが、保温容器として我が家ではいつもの保温調理器【THERMOS シャトルシェフ 4.5L】を使います。
保温容器はクーラーボックスや発砲スチロールなどでも代用出来ると思います。

<発酵温度と時間>
我が家で他の発酵食品を作る時は必ず温度に気をつけながら発酵を進めるのですが、納豆を作る場合はあまり気にしません(笑
納豆菌は40℃前後がベストな発酵温度とのことですが、我が家では納豆菌の植え付け工程を済ませたらその余熱で24時間放置して出来上がりです。

注意)この納豆作りは種菌もパック納豆の使いまわしなので、豆の表面に納豆菌の白い菌糸が回って糸を引くようでなければ他の雑菌が増殖している場合がありますので廃棄するという決断も必要です。


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